早期退職を考えた理由
早期退職してみようか・・・
先の記事で記したように、早期リタイヤを考えたのは、平均健康余命が20年を切っていること、役職定年に続いて定年延長して、命(自分の時間)を懸けられる仕事を得ることができないと思ったことが一番の理由です。
しかし、この他に経済的なことも決断するのに大きな要因となりました。それは、
【カンオケ問題】
です。申し上げるまでもなく、わたしの造語です。
何歳くらいまで生きているのかは知る由もないけれど、100歳は無理!と思います。すると、もし、その時までに自由に金を使って、なお、余ってしまうようなことがあれば、バカバカしい! そこで、
「資産を棺桶と一緒に燃やしてしまうのは問題だ」
という訳です。要は稼いだものは、ぴったり使い切って死ねればいいなと考えたのです。
では、実際死ぬまでにどれほどの準備があれば、仕事中心の生活から、遊び中心の生活に転換できるのか? 概算してみたところ、意外や意外、中途半端な初老夭折?したことも考えると、貴重な時間を使ってやりがいのない仕事で糊口を凌ぐなんて不合理で、むしろ「カンオケ問題」が生じるではないですか!
趨勢に流されて、大きく減る収入に甘んじて仕事をする必要はなく、所与の資産とシミュレーションをもって、早期退職、自由な時間を手に入れることができそうでした。
それで、前回までは、自分ではコントロールできない事項が生起した場合についてどの程度対処できるかを大雑把に見てみました。次は、想定外の事象への対処を考えつつ、現実の生活でのシミュレーションについて見ていこうと思います。
(つづく)